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mizu

Author:mizu
初めまして、そうでない方はこんにちわ。MIZUです。
暖かな日だまりに華の香る息吹、春はやる気に満ちる時期なんだそうですね。でも逆に削がれちゃう人も少なくないみたいです。
いくらコケようがいくら刺されようが、
生きてさえいれば、
春はきっともう一度やってくる。


東方かうんたぁ~


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東方かうんたぁ~

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DATE: CATEGORY:誠 - まこと -
マコトと付き合うようになってから、私は自分自身の信じられない変貌ぶりに戸惑うことが多くなった。



無性に縋るように甘えたり、かまってほしくてただ鳴いてみたり。

ヤキモチや嫉妬、妙に自分が女であることを意識させられた。









それは、私がヨーコと付き合っていた頃に、ヨーコが私によくしていた行動と一緒だった。



私はそれを、どうすればいいのか分からなくて、いつも困惑してた。

「そんな事されたって何をすればいいのか分からない」と言って、そうするヨーコが正直イヤだったりした。






そうだった私が今ヨーコと同じことをしてる。



マコトはそんな私を見て、「どうすればいいの?」と言って、迷惑そうにしてた。









私がヨーコと同じ事をするなんて…






私自身が信じられなかった。



分かっていたのにそうなってしまった自分が悔しくてしょうがない。






そんな付き合い方をするはずじゃなかったのに…






マコトとは、お互いに手を取り合っていけるような、

そんな関係を目指していたのに、

今はそのカケラもない…

DATE: CATEGORY:月の裏側
私には表も裏もない。



偽ることなんて何もない。






ただどうしても、核心が見えにくい。



そこには劣等感と、恥ずかしさと、人を裏切るようなものばかりでいっぱいだから。



核心を点かれると、
嘘はつけない、だから何も言えなくなってしまう。



人に弱さを見せられない、それが私の弱さだ。



でも私がその弱さを晒すということは、誰かを裏切ることと同義なんだ。
DATE: CATEGORY:月の裏側
2年ほど前は、私はよく「太陽みたい」とか「向日葵のようだ」とかって言われてた。



それは一重に、当時の体重が全盛期を迎えていたことに由来すると思われる。



現にその頃の私の写真を見返してみると、現在と比べて全体的にぷにぷにとした印象を受ける。









そう、私は太陽のような人になりたかった。



その輝きが人に温もりを与え、心を癒せるような。

それと同時に私の輝きに照らされその人も輝けるような、

そんな人に。






私が誰かの日の光りに照らされて輝く月であるように、

そうして私が輝やいていることが、誰かにとって太陽であるように。












でも知ってる?

太陽と向日葵は全く別次元の立場だってことを。



サンフラワーとはよく言ったもんだけど、向日葵は地上の太陽なんかじゃない。



向日葵が常に太陽に目を向けているのは、羨望と嫉妬の眼差しだってこと、
知ってる?






そう、私は太陽なんかじゃない。



誰かに憧れて、ずっとその人のようになりたいと思っていたけど、なれかったみたい。



多分、きっとこれからもずっと。

DATE: CATEGORY:月の裏側
地上から見上げる月はとても綺麗に見えるかい?



そこには、

海とか、

山とか、

兎さんまで見えるらしいね






でも知ってる?



そんな月の裏側は、クレーターだらけでデコボコなんだってことを






でもそんな月を地上から見ることは出来ない



何故なら月は地球の周りを自転しながら公転してるからだ






月はいつだってその綺麗な一面しか見せない









一説には、ずっと昔に隕石が衝突した後だという。



地球の裏側の月面、

それは即ち、地球に衝突していたかもしれない隕石






でも月は、いつだって綺麗な面しか見せない


DATE: CATEGORY:水の想い
最近ヨーコがお客さんに見限られたことを知った。

お店のお客さんなのか、個人のお客さんなのかは知らない。

別にヨーコに非があったわけじゃない。
ただお客さんの方が一方的に冷めただけだった。



今でも一人で戦い続けるヨーコにとって、最大手の出資者に見限られたのは、
金銭的な痛手より精神的な痛手の方が遥かに大きいだろう。






今となっては私には関係のない話だけど、ヨーコのことが気になってメールした。



相手のお客さんは客と嬢以上の好意をヨーコに寄せていて、いくらイレ込んでもラチが明かないことに痺れを切らしたのは知ってる。ヨーコもそれを承知だったという。






ヨーコは見限られた事に対して「相手の気持ちが分からない」と言い、ふて腐れていた。

ヨーコも、「この人だったらもしかしたら…」という思いはあったらしい。












初耳だった。



その相手の客のことは去年の時に少しだけ聞いたことがあった。



もしヨーコが私と別れる前からそのお客さんに対してそんな感情を抱いてたんだとしたら、



ヨーコの気持ちはその時点で私から離れてたのかもしれない。






ヨーコにはそんなお客さんがいるんだ。









私にも以前に同じような客がいた。



ヨーコとただ一つ違うのは、
私もそのお客さんから好意を寄せられていたけど、その気持ちには応えられないときっぱりと言い、あくまでも客と嬢の関係で割り切るという条件で身売りしてた。



一年前、ヨーコはそれを「愛人と一緒じゃないか」と言い、泣き崩れた。



私にとってはパトロンの一人に過ぎなかったんだけど、どう話ても理解してもらえなかった。



私はヨーコの為を想い、そのお客さんとは縁を切った。

あの頃は金より、私生活より、ヨーコを大切にしたかったからだ。






その後、ミナトになったヨーコからの許可も降りて、そのお客さんとは一度復縁したけど、



結局心まで買ったつもの態度にいい加減私の方が愛想が尽いた。






その後、私は稼ぎに追い込まれることになる。



ヨーコからそのお客さんの話を聞いたのはちょうどその頃だった。






私には「愛人と一緒だ」と言って泣いていたのに、ヨーコも同じことをしていた。



でもヨーコに言わせると少し違うらしい。

ヨーコに言わせれば私はフッた、ヨーコはフラれたんだそうな。









ヨーコは私のことをそんな風に見ていたのか。



あの時のお客さんはそんなんじゃなかった。
ただ少々特別待遇な、一お客さん以外の何物でもなかった。

フッたつもりなんてない。私に言わせればただ個人契約を打ち切っただけだ。









でもヨーコの方は、



フラれた…って思ってるんだな…






私は「仕事だから」と割り切って自分を律してた。



ヨーコは「お客さんだから」と言って割り切って仕事してた、

はずだった。












ヨーコには立派なお客さんがいた。

恋愛対象ではなかったことを除けば、私と同じことをしてる。



私をそれを嫌悪されて一度は縁を切ったけど、
それについて問いてみたら「あの時のヒヨコ(私)はそんな我が儘言ってたなぁ…」って、

まるで他人事のように言う。






確かに今のヨーコはあの頃とは全くの別人だろう。

人の考えは変わっていくものだ。だから一度は縁を切った私のお客さんにも許可が降りた。



それが結局長続きしなかったのはあくまでも私個人の心境の問題だった。












でももし、あの時ヨーコに言われて縁を切っていなければ?



状況は違ってかもしれない。






もし私がそのままお客さんと関係を続けられていれば?

私は追い込まれてなかったかもしれない。






そうすれば、ヨーコが私に幻滅することもなければ、

こんな結果にはならなかったかもしれない。






アイツの所為だとは言わないさ。



もう終わったことだし、ヨーコも何も変えようなどとは思ってないらしい。






ちなみにヨーコの最大手のパトロンは、その後すぐに復縁したらしい。
ならとりあえず安心じゃないか。






ヨーコは私の何も変えてくれなかった。

DATE: CATEGORY:誠 - まこと -
その日も、前日にマコトとホテルで一泊し、チェックアウトのために身支度を整えてた。






その時、あの地震はやってきた。
いつもとはまるで規模が違うその感覚に、さすがに危機感を覚えた。



倒壊のおそれがあるからと言われるし、まぁ言われなくてもチェックアウトなんでとりあえず外出て近くの公園へ避難した。



公園には多くの人が集まってきていた。
これからどうしようか考えながらも、余震が激しく続いてた。






こんな時に限って、私は体調が悪かった。
動こうにも動けない。

マコトはこれから仕事に行く予定だったけど、さすがにあの状況じゃあ仕事云々なんて言ってる場合じゃない。

私はお家に帰るだけだったけど、その時の現状では電車が動いてる保証はなかった。

幸いマコトの自宅は都内だから最悪歩いて帰れる。



私は無理だ。 ここは新宿、家は神奈川の辺境だ。



電車が動いてる保証も無く、具合が悪くてロクに動けもしない。



夕方の時間、日が下がってくると徐々に気温が寒くなってきた。

加えて雨まで降り出す始末。
このまま外で突っ立ていることもままならくなった。



私に選択肢はほとんど無かった。






結果、私はホテルに戻り休養&交通機関の事態の改善を待つことになった。

真琴は仕事も休み、家にも帰らずに私に付き合ってくれた。



あの時、真琴の自宅にはパートナーが居た。
地震の直後に真琴はパートナーに連絡を取り、状況を確認してた。

携帯電話で話す真琴越しに、Yちゃんの不安な様子が伺って取れた。






真琴を返さなきゃ。



そう思って家に戻るよう薦めたけど、真琴は完全に立ち往生した私のことを気遣かってその日も一緒に泊まって過ごすことになった。



真琴はパートナーにも手をまわして、知り合いの人の元へ行くように指示した。

とりあえずこれで一安心だった。












でも、Yちゃんはその日、他の人の恋人になったという。

あの地震の時、自分のことを励ましてくれた人のことを。









Yちゃんの心は離れていた。



私とYちゃん、どちらも対等に扱うと言ったマコト。



でもマコトは一人しかいない。






それは、マコト一人分の愛情を、私とYちゃんに等分するということ。






Yちゃんにとって、マコトの愛は半分じゃ足りなかったのかもしれない。






あの時、マコトは私の傍に居ることを選んでくれた。



あの時の私には、他に頼るツテなんて無かった。



Yちゃんにはマコト以外にも頼れる人がいた、

ただそれだけの話なんだよ。






何が悪いわけじゃない。

ただ結果がそうなったに過ぎない。



マコトは一人しかいない。

マコトだって、本当はあの時どちらかなんて選べなかったに違いない。

DATE: CATEGORY:誠 - まこと -
大した間もない内に、マコトは相方に私のことを打ち明けたらしい。



「他に好きな人が出来た」と…



なんでそんなことを…

そんなことを言ったところで、相方を傷つけるだけだって事は分かりきっているのに。






私は自分からマコトには多くを望まなかった。
それは、何よりイレギュラーなのは私の方だからだ。

傷つけるだけなら、知らない方がマシだ。人には知らなくてもいい事実だってある。



でもマコトは、「隠すのは嫌だから」と言った。






確かにそうかもしれない。

人に何かを隠したり、秘密にしたりするのは後ろめたく、何処か心苦しい。

それが大切な人なら尚更だ。






自分の気持ちに正直でありたい。



大切な人を騙しつづけるのは罪か、



大切な人を傷つけ兼ねようとも、真実を伝えるのはエゴか…









どちらが正しいかなんて、そんなの誰にも分からない。



マコトはただ不器用なだけだ。









私と同じ。






そう、マコトと私はよく似てる。



誰かの為に戦い、

守って、

その身を呈して、






そして内に秘めたるものもきっと。






確かに初めからそんな印象はあった。



何処かボーイッシュで、



何処か他の人とは違う影を持ってる。






私と同じ。






だから惹かれたのかもしれない。






私のような人間は、普通自分と同質の人間を嫌う。

それは自分と同じ人間がいると自分の存在意義を失くしてしまうからだ。

この手のタイプは自分のことが嫌いな人間に多く見られる。

自分のことが嫌いな人間がもう一人いる、嫌いな自分を客観的に眺めるようで嫌なのさ。






でもマコトは違う。



私も。






自分が理想とする人間なんていないから、
自分自身が自分が理想とする役割を演じる。



だから惹かれるのさ。

自分が求めていた人間がそこにいるから。






でもそれは演じられた役割。






そう。マコトもきっと同じ。

DATE: CATEGORY:誠 - まこと -
あれから毎週のようにマコトと会うようになった。

毎回ラブホで一泊。

私はいいけど、マコトは毎週のように家を空けて相方に不審がられたりしてなかったんだろうか?



かと言って、日帰りじゃ一緒に居られる時間は短いし疲れるし、

なんだかんだで私が「泊まりがいい」って我が儘言ってた気がする。






いけない事をしてるなぁって思いながら、ダラダラと毎週決まった曜日に会ってた。






私は、マコトに多くのことを望んでるけど、
多くのことを期待してなかった。



パートナーがいるって分かってて手を出した、

何も求められないだろ?
こうして毎週会えるだけでも十分過ぎるんだ。



それでもマコトは応えてくれたから、
だから優先順位があったっていい。
例え二番目でも、その愛を享受出来るならそれでもいいって思ってたんだ。



いや、むしろそれが良いって思った。

悪意がなかったとはいえ、何もマコトのパートナーを傷つけたり、辛い思いをさせたくてしてるんじゃない。

パートナーとの関係が崩れてしまうのは、何よりマコトにとっても辛いことだ。

いけないことだとは分かっていても、罪悪感がないわけじゃない。



もっとも、分を弁えているからといって許される…何てこともないが。






でもマコトは、私とYちゃん、どちらも対等に扱うと言ってくれた。






今の私は誰かに支えられたい。

私のことを想ってくれる人に、
今は存分に甘えたい。

DATE: CATEGORY:誠 - まこと -
気がおかしい。



どうかしてるって、自分でも思った。






首輪に鎖、手枷までして。

そんな格好を人前に晒しても、少しも恥ずかしさはなかった。












なんだこれ? 私は一体何を求めているというのか。



そう、それは私がずっと前から求めていたもの。






でも、



マコトにそれを求めていいかは分からない。






期待してる?













それは、今までに感じたことのないものだった。






でも私は、それを知ってる。



ずっと心の奥で想い描いていたものをその時、肌で感じた。



この身体で、この心で、脳で、

初めて女になれた気がした。






でも私は、いけないことをしてる。

マコトには既に同棲しているパートナーがいる。

浮気、二股。

マコトは私の気持ちに応えてくれたけど、私はマコトにいけないことをさせている。

それは当人が望んだことであっても。



私は一人になったけど、マコトには公認のパートナーがいるのを知ってて尚、マコトに救いを求めてしまうのはいけないことだって分かってた。






マコトが私を本気にさせた。



でも多分それ以前に、

私がマコトを本気にさせたのかもしれない。









傷ついた心を癒してほしかった。



ぽっかりと穴の空いた心を埋めてほしかった。






誰かを守ることに疲れて、



守ってほしかったんだ。






私を。


DATE: CATEGORY:誠 - まこと -
ひょんな事からマコトと会うことになった。

今まででプライベートで会うのは初めてだった、
あくまでもお店の中だけの付き合い。



マコトがお勉強の為にとヘルスのお店を探してることから始まった。

私はそれを「お金が勿体ないから私にしとけ」と言った。






なんだこれ? 今考えたって普通じゃない。

試してみたい気はあった。
元々お店で悪戯してたんだし。その先、その続きをと。


そもそも、何回聞かれたって私はそっちの業界なんか興味ないんだから、NHのお店なんて知るかっての。
聞く相手間違えてるだろ。






そう、それは私の一つの欲求だったのかもしれない。

大きなものを失った喪失感、絶望感、無気力感。
そんな時に舞い込んできた話。

初めは乗り気じゃなかったマコトも、なんか色々と溜まってるらしい…

お互いに気晴らしになればということで話がまとまった。






知りたかったんだ。



客と嬢じゃない、お金を抜きにしたセックスがどんなものなのかを。



ヨーコとでは実感出来なかったそれを、

マコトで感じられるのかを…

DATE: CATEGORY:誠 - まこと -
お店に居た時から気にはなっていた。



妙な…というか、何とも不思議な雰囲気を醸し出してた。

それは言い換えれば魅力、だったのかもしれない。



マコトは私にとって単なる遊び道具だった。

よき弄られ役。私はイジメ役。



ストレス発散、暇潰し、玩具、

でも何の絡みもないよりはよっぽどマシ?

そんな絡みさえも愛情表現だなんて言い切っちゃう?



次第に絡みはエスカレートしていった。

そりゃあ、ヨーコにだって「浮気と一緒だ」って言われても仕方のないところではある。
それがヨーコの不満要素の一つでもあったんだろうが。


前にも言ったように、私の愛情は特別なものじゃない。

確かにヨーコという存在は私にとって特別だけど、
私が注ぐ愛は誰彼分け隔てなく常に平等なもの。決して均一ではないが。

だからヨーコが傍に居る時は控えていたし。



でもヨーコが仕事で居ない時、心にポッカリと穴が空く。

そのヨーコでは埋められない穴を満たすように、マコトで埋めてた気がする。






誰彼分け隔てなく平等な愛、

溢れて有り余る愛情を誰彼構わず振り撒くことが「浮気と一緒だ」と言うのなら、私に反論の余地なんてない。



それでも、ヨーコが嫌がればその都度やめてきた。

みかちゃんを可愛がることもやめたし、
アイリちゃんを可愛がるのもやめた。






でも、タバコとマコト弄りだけは言われてもやめられなかったんだよなぁ…

DATE: CATEGORY:誠 - まこと -
ヨーコと離れてから一週間としない内に違う人と付き合うようになった。








我ながら「手が早いよな」って思う。






でもそれはお互いに確信犯にも似た偶然だったのかもしれない。
DATE: CATEGORY:水の想い
今でもヨーコの事を気掛かりすることもある。



でも、今さら気にしたってしょうがないだろ?
もうカップルなわけでもないんだし。
ただ私が心配性なだけだ。



別に嫌いになったわけじゃない。愛が無いと言えば嘘になる。

でも正直ヨーコの方は分からない。
今は愛情よりも失望や憤りの方が大きいのかもしれない。
そう思うと怖くなる。






私達が勤めていたお店は今ヒドイ有様だ。

何人もの女の子達がクビになったり辞めたり、
きっと気を張ってるんだろうヨーコには辛い事だろう。

「あんなクソヘルス」と毒づいては、今でもまだ続けてる。



理由は簡単さ。

仕事は波に乗ってるし、次に首が飛ぶのは自分かもしれないと思ってるみたいだけど、ヨーコはクビにはならない。

優等生だからな、暴れん坊の私と違って。

店側だって稼ぎ頭を自分から切るような真似はしない。
使い尽くされて切れた電池の私達と違って、ヨーコの電池はまだまだ満タンなんだ。






そりゃあ心配はするけどな、

でも今のヨーコには私の言葉も、想いも、聞き入れられないことだろう。

確かにヨーコは強がってはいるけど、自分の弱さを人に隠しはしない。私と違ってな。
ただ隠すことが出来ない、ともいうだろうが。



そんなあの子を誰が放っておく?

優等生で、

人当たりが良くて。

強がってはいても、その弱さが人には分かる。









そう、



私が心配なんかしなくても、ヨーコは皆から愛されているから、



私じゃなくたっていいんだ。









何となく、私の役目は終わった、

そんな気がした。


彼女にとっての私の必要性を、私自身が感じられなくなった。


そんな私の方はというと、



今、正に、こんな時だからこそ、あの子に支えて欲しかったのに…






私を見るヨーコの目、



ヨーコに求めた私の想い、






耐えられなくなったのは、私の方だ。






いつかこんな日が来ると思ってた。



本当はずっと一緒に並んで歩いて行きたかったけど、

それが出来なければ、こんな結末にしかならないことも、始めから分かってた。



元から可笑しなカップルだったんだ。
お互いが思い合う事が出来なくなれば、それまでだって、

小学生にも分かる構図。






それでも私の願いの半分は叶えられた。






ヨーコが一人でも強く生きられるようになること。

それが決して自分のおかげだとは思わないけど。

あの子はあの子自身の力で生まれ変わった。
私はただ傍でそれを見守ってただけだ。









もう半分の願い。






出来たらそんなヨーコと、



支え合うように生きたかった。









でも今更そんなこと言ったって、



しょうがないだろ?

DATE: CATEGORY:水の想い
ギブとテイクの定義って知ってる?

する側は伝わらなければ意味がない

受け取る側はそれを実感出来なければ意味がない



想いは、想うだけじゃダメなんだ

好きだという気持ち、

気恥ずかしくて言えない時もあった

いつでも言えると思っていた時もあった

気付いてほしいと思う時もあった


でも人の思念は普通人には伝わらない

想いは伝えなければほとんど意味がないんだ



だから今の私は言う
言葉にしても伝わらない想いがあるっていうのに、
言葉にもしないで、
態度にも表さないで、
それで人にそれを感じてもらいたいなんて生易しいことは願わない



だからずっと彼女のことを一番に考えてきた

仕事を疎かにしても、

家族を蔑ろにしても、

それであの子から不安を取り除けるなら、

寂しさを取り除けるなら、

それが私に出来ると言うなら、何でもした



つもりだった



本当につもりなだけだったのかもしれない



それでもあの子はいつでも飢えているような気がした

求めているものが違ってたのかもしれない



いつしか私は仮面を義務付けられた

ヨーコの前では常に暖かくて優しいミズキちゃん

コトラのミズキちゃん



どんなに追い込まれていても、

人を想いやるだけの余裕がなくても、

ヨーコにとってそれ以外の私は無用だった


追い風で乗りまくってるヨーコの仕事、

気力も財布も余裕のヨーコ、

でもそんなヨーコが全力でよっ掛かる時にだけ、私という楯は必要とされた






気が滅入りそうだろ?

息が詰まりそうだろ?

崖っぷちに立たされているのに、全力でよっ掛かられたら



手放しで身を預けたいのは、こっちの方だって言うのに

ヨーコはこんな状況になっても尚、愛することよりも愛されることを優先した






私はずっと戦ってきたさ、
誰かの為に

誰かを支える為に、誰かを守る為に

またそうすることが自分の為になると思っていたし、
支えることも、守ることも、私が望むことだったからだ

でもそうして戦う私には支えがなかった

ずっと一人で戦ってきたんだよ



支えがないんじゃ、HPがゼロになったら、もう戦えなかった






ヨーコとは二人で並んで歩いて行きたかった

どちらかが守る、守られるじゃなく、お互いがお互いを想い合い、支えあってく、色んな意味で対等な立場であることを望んでた






私が倒れそうな時は守ってほしかった、なんて今更言わない



ただ今までずっと一緒だったヨーコなら、私の気持ちを分かってくれると思っていた

他の誰もが私の敵であっても、ヨーコだけは私のことを理解してくれる味方なんだと信じてた












でも私の願いはヨーコには届いていなかった



痛みを知り、人の優しさを知れば、ヨーコならきっと変われると信じてずっと待っていた



でも、私はその優しさを伝えられなかったみたいだ



ずっと変革を待っていたかったけれど、私はもう限界だったみたい



どんなことがあっても、離さないつもりだった

それで私の方が先に見限られて突き放されるなんて何とも私らしいオチじゃないか



私は彼女を愛しきれなかった、
それは単純に私が不出来で至らなかったが故
誰にも文句なんて言えやしない

愛が無いから、彼女に注ぐだけの愛情なんてもう残されていかなかった



そう、私もきっと同じ

私は彼女の愛を実感出来なかっただけなのかもしれない

きっと私が彼女を愛したのと同じくらい、彼女も私のことを愛してくれてたに違いない

それを享受出来なかったのは私の方だ

私が誰かから愛されるということ、それを何処かで認められず、受け入れられることが出来なかったのは私の方だ



私はヨーコに対して、そのコンプレックスにも似た固定概念を覆してほしかっただけなのかもしれない

私が誰かから愛されているということを、

この身体で、心で、脳で感じられていれば






それが出来なくて、ゴメン

DATE: CATEGORY:水の想い
傷付いたのは私の方だ

守ってほしかった時に、守ってくれなかった

それどころか突き放されたんだ



なのにどうしてお前が泣いたりする?






私はどんな時だって離さなかったさ



イライラする時もあった、

ウンザリした時もあった、

でも私はそれでも離さなかったさ



同じ歩幅で、ずっと同じものを見ていきたかったから

ずっと試してたんだ



守られているばかりじゃなくて、

自分だけの力で立って、互いが互いを想いあって、

自分の意志で変わろうと望むことを、私はずっと待ってた






確かにヨーコは変わったさ



強くなった、頼りがいがありそうに見えた



始めはな






でも違うことに気付いた



強くなったんじゃない

やたら強気で、好戦的で、



強くなったのは自我だけだった






確かに変わったかもしれない、

でも変わってないのと同じだ






今のヨーコは確かに自分の力だけで生きていける

でもそこに私が身を置く場所は無かった

別れる直前まで、私はずっとヨーコに愛を与える側で、ヨーコは受け取る側だった

ずっと私が守る側で、ヨーコはずっと守られる側だった

いつも私がヨーコに何かして、ヨーコはそれを享受する側だった



始めはそれで良かった

あの子がまだ弱かったから



次第にヨーコは自我を持ち、私は仕事が追い込まれていった

人を気遣うだけの余裕も無く、

与えるだけの愛にも満ちてない

いつしか立場は逆になってた



それでも際限無く求められて、

身を削るような想いで






えんどうさんの言う通り、確かに私は限界だったのかもしれない






私のことも癒して欲しかった、包んで欲しかった



初めて助けて欲しいって思った時に、初めてヨーコの気持ちを知った



ヨーコに愛は無かった

ヨーコの私への想いは、憤りだけだった



それを知った瞬間、私は怖くなって一緒に居られなくなった






私はずっと離さなかったさ



でもヨーコはダメだと思ったら、ヨーコの中にはやり直すという選択肢は無かったんだな






ずっと離さないつもりだった

ヨーコは私を簡単に突き放すんだな



ただ一度だけ守って欲しいと思った時、



私の想いは届かなかった






今までどんな時でもヨーコを一番に考えてきたつもりだった

ヨーコが辛い時、ずっと傍にいて、守って、支えて、包んできたつもりだった



でも本当につもりなだけだったのかな、

ヨーコに私の想いは届いていなかった






お互いに、求めたものが違い過ぎたのかな?



私は間違ってたのかな?






ずっと待ってたんだよ、

ヨーコが変わるのを


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