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Author:mizu
初めまして、そうでない方はこんにちわ。MIZUです。
暖かな日だまりに華の香る息吹、春はやる気に満ちる時期なんだそうですね。でも逆に削がれちゃう人も少なくないみたいです。
いくらコケようがいくら刺されようが、
生きてさえいれば、
春はきっともう一度やってくる。


東方かうんたぁ~


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東方かうんたぁ~

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DATE: CATEGORY:誠 - まこと -
その日も、前日にマコトとホテルで一泊し、チェックアウトのために身支度を整えてた。






その時、あの地震はやってきた。
いつもとはまるで規模が違うその感覚に、さすがに危機感を覚えた。



倒壊のおそれがあるからと言われるし、まぁ言われなくてもチェックアウトなんでとりあえず外出て近くの公園へ避難した。



公園には多くの人が集まってきていた。
これからどうしようか考えながらも、余震が激しく続いてた。






こんな時に限って、私は体調が悪かった。
動こうにも動けない。

マコトはこれから仕事に行く予定だったけど、さすがにあの状況じゃあ仕事云々なんて言ってる場合じゃない。

私はお家に帰るだけだったけど、その時の現状では電車が動いてる保証はなかった。

幸いマコトの自宅は都内だから最悪歩いて帰れる。



私は無理だ。 ここは新宿、家は神奈川の辺境だ。



電車が動いてる保証も無く、具合が悪くてロクに動けもしない。



夕方の時間、日が下がってくると徐々に気温が寒くなってきた。

加えて雨まで降り出す始末。
このまま外で突っ立ていることもままならくなった。



私に選択肢はほとんど無かった。






結果、私はホテルに戻り休養&交通機関の事態の改善を待つことになった。

真琴は仕事も休み、家にも帰らずに私に付き合ってくれた。



あの時、真琴の自宅にはパートナーが居た。
地震の直後に真琴はパートナーに連絡を取り、状況を確認してた。

携帯電話で話す真琴越しに、Yちゃんの不安な様子が伺って取れた。






真琴を返さなきゃ。



そう思って家に戻るよう薦めたけど、真琴は完全に立ち往生した私のことを気遣かってその日も一緒に泊まって過ごすことになった。



真琴はパートナーにも手をまわして、知り合いの人の元へ行くように指示した。

とりあえずこれで一安心だった。












でも、Yちゃんはその日、他の人の恋人になったという。

あの地震の時、自分のことを励ましてくれた人のことを。









Yちゃんの心は離れていた。



私とYちゃん、どちらも対等に扱うと言ったマコト。



でもマコトは一人しかいない。






それは、マコト一人分の愛情を、私とYちゃんに等分するということ。






Yちゃんにとって、マコトの愛は半分じゃ足りなかったのかもしれない。






あの時、マコトは私の傍に居ることを選んでくれた。



あの時の私には、他に頼るツテなんて無かった。



Yちゃんにはマコト以外にも頼れる人がいた、

ただそれだけの話なんだよ。






何が悪いわけじゃない。

ただ結果がそうなったに過ぎない。



マコトは一人しかいない。

マコトだって、本当はあの時どちらかなんて選べなかったに違いない。

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